トランプ政権の追い風で「テンバガー」期待の米国株10選
トランプ大統領の復帰後、大幅な減税と規制緩和、保護貿易を柱とした経済政策が展開されています。法人税率の追加引き下げ(21%→15%)が検討されており、実現すればS&P500企業利益は+5%押し上げられる見通しです。
政策背景
トランプ政権の経済政策と市場環境
規制緩和の恩恵
「新規規制ゼロ」方針の下、特にAIや暗号通貨など新興分野は厳しい規制導入が見送られています。エネルギーでは化石燃料産業への規制撤廃とエネルギー自給を掲げ、国内原子力開発も含めたあらゆるエネルギー源の活用に前向きです。
関税政策と景気刺激
2025年4月には全輸入品に一律10%関税を課す方針を打ち出し、市場に一時的な混乱を招きましたが、中間選挙を控えた2026年現在は景気刺激策にも注力しています。
こうした政策的背景と市場環境を踏まえ、今後数年で株価10倍(テンバガー)も狙える米国の有望株10社を選定しました。AI、バイオテクノロジー、宇宙開発、EV、エネルギーといった革新的成長分野の中小型株を中心に精査しています。
テンバガー候補10銘柄の概要
2026年初時点での主要指標をご紹介します。これらの銘柄は政策的追い風、技術革新性、高い成長性、資金流入の兆し、そして過熱しすぎていないバリューエーションの観点から選定されています。
C3.ai (AI)
時価総額: 約16億ドル
PSR: 約4倍
IonQ (IONQ)
時価総額: 約100億ドル
PSR: 100倍超
CRISPR (CRSP)
時価総額: 約50億ドル
製品売上これから
Recursion (RXRX)
時価総額: 約21億ドル
収益規模小
Rocket Lab (RKLB)
時価総額: 約390億ドル
PSR: 約70倍
※全銘柄とも現在は赤字計上中ですが、将来的な爆発的成長を織り込んだバリュエーションとなっています。
C3.ai: エンタープライズAIの先駆者
事業内容と政策的追い風
企業向けのエンタープライズAIソフトウェアを提供する新興企業です。製造業・エネルギー・金融・政府機関などにAIソリューションを導入し、特に米国政府向け事業が好調で、直近四半期は連邦政府部門の受注が前年同期比+89%と急拡大しました。
トランプ政権のAI分野に対する規制緩和が追い風です。国防総省やエネルギー省など政府機関が商用AI採用を進めており、政権の安全保障強化路線で恩恵を受けています。
25%
売上成長率
2025年度実績
49%
受注高増加
前四半期比
豊富なキャッシュ(現金・有価証券6.75億ドル)を有し負債が少ないため、積極的な研究開発や営業投資による拡大余地があります。株価は約11ドルと年初来で半値以下に下落しており、市場の期待値が低い今こそ仕込み時との声もあります。
IonQ: 量子コンピューティングの革命
量子コンピュータの開発で世界をリードするスタートアップです。イオントラップ方式を採用し、2025年に二量子ビット99.99%の世界記録を達成しました。最新機「IonQ Forte」をクラウド経由で提供し、AWSやGoogleなどから利用可能です。
01
政策的支援
トランプ政権は中国との技術覇権競争の中で量子コンピューティングを国家戦略技術と位置付け、研究開発を後押ししています。
02
驚異的成長
2021年~2024年の売上成長率は+2000%に達し、2025年も売上1億10百万ドル規模と前年比33%成長を達成しています。
03
技術的優位性
2029年までには1024量子ビット達成の工程を順調にこなしており、「ポストAI」のゲームチェンジャー技術として注目されています。

時価総額は約100億ドル規模で、PSR100倍超と極めて高いバリュエーションですが、将来的な爆発的成長を織り込んだものです。「未来のNvidia」候補とも称されています。
バイオテクノロジー
CRISPR Therapeutics: 遺伝子編集の医療革命
画期的な治療法
遺伝子編集技術「CRISPR-Cas9」の医療応用をリードする創薬バイオ企業です。製薬大手Vertex社と共同開発した遺伝子治療薬「Casgevy™」が2023年末に米FDA承認を取得し、世界初のCRISPR治療薬が市場投入されました。
鎌状赤血球症やβサラセミアといった難治疾患に対し根治的治療を提供し、合計10以上の開発品を抱えています。
規制緩和の恩恵
トランプ政権は医薬品分野でも規制緩和志向であり、FDAの承認プロセス迅速化や優先審査券の適用を受けスピーディに承認に至りました。
収益化の現実味
Casgevyは潜在患者数数万人規模で、1人当たり治療費が高額なことからピーク年商数十億ドル規模も狙える製品です。2026年は米国で本格販売が始まり収益貢献が期待されています。
Recursion & Rocket Lab: AI創薬と宇宙開発
Recursion Pharmaceuticals
AI×創薬の先端を行くバイオテック企業です。独自プラットフォーム「Recursion OS」で65ペタバイト以上の生物データを機械学習で解析し、新薬候補を高速発見します。ロシュやサノフィ等の大手と提携し、NVIDIAから5,000万ドルの戦略出資を受けています。
Rocket Lab
小型ロケット打ち上げサービスの世界的企業です。自社開発の「エレクトロン」で累計200基以上の衛星を軌道投入し、2025年には年間21回の打ち上げを達成しました。中型再使用ロケット「ニュートロン」を2026年に初打ち上げ予定で、収益規模が飛躍する見込みです。
両社とも時価総額は21億ドル~390億ドルと幅がありますが、それぞれの分野で技術的優位性を持ち、政策的追い風を受けています。
AST SpaceMobile & Fisker: 通信革命とEVの未来
AST SpaceMobileは人工衛星を使った携帯通信ネットワークの構築を目指す宇宙通信企業です。超大型の通信衛星「ブルーバード衛星」を展開し、地上のスマートフォンと直接通信する革新的なビジネスモデルで、AT&Tやボーダフォンなど大手通信キャリアと提携しています。
AST SpaceMobile
  • 時価総額: 約10億ドル
  • 2025-26年に45-60機の衛星配備目標
  • 株価は2025年に+240%超上昇
  • 全世界の携帯電話ユーザーがターゲット
Fisker
  • 時価総額: 約30億ドル
  • 高級EV「Ocean」で量産開始済み
  • PSR約1倍とEVメーカーとして破格の低水準
  • 累計予約台数は8万台以上
QuantumScape: 全固体電池の未来
全固体電池(ソリッドステート電池)の開発で世界をリードするスタートアップです。従来のリチウムイオン電池の液体電解質を固体に置き換えることで、エネルギー密度向上、高速充電、安全性向上を実現する次世代電池を目指しています。
1
2026年
パイロット生産ライン「Eagle Line」立ち上げ、試作電池のサンプル出荷開始
2
2025-27年
限定的量産開始、VW等に提供して実車テスト段階
3
2028-30年
本格量産、数十GWh規模の供給体制確立
政策的支援
トランプ政権は電池の国内生産奨励に前向きで、DOEによる融資プログラムなどが継続しています。中国等からのバッテリー輸入依存を減らすため、QuantumScapeは適用を検討中です。
株価の可能性
時価総額は約51億ドルで、2025年には株価が前年から一時2倍以上に急騰しました。技術進歩を先取りした株価で、成功すれば株価数十ドル台へのジャンプアップも十分射程に入ります。
クリーンエネルギー
NuScale Power & Plug Power: 原子力と水素の新時代
NuScale Power
小型モジュール原子炉(SMR)の開発で米国初の商用化を目指す原子力ベンチャーです。「VOYGR」は2023年1月に米原子力規制委員会より設計認証を取得し、米国で初のSMR認証となりました。アイダホ州で6基のSMR建設計画が進行中(2030年稼働目標)で、ルーマニアやポーランドとも国際協力を締結しています。
Plug Power
水素燃料電池のパイオニア企業で、燃料電池フォークリフト向け「GenDrive」や水電解装置を製造販売しています。Amazonやウォルマートが同社フォークリフトを大量導入し、北米で約7万台超が稼働中です。全米各地に水素プラントを建設し、年間500トン以上の再生可能水素を生産・販売する計画です。
両社ともトランプ政権のエネルギー政策の恩恵を受けており、原子力の再興とグリーン水素生産への税額控除が追い風となっています。